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【ついに再販!】"鬼の幸"開発してみた!くにさき半島(鬼の郷の実山椒とかぼすの生七味編)

更新日2023年11月27日

『"鬼の幸"開発してみた!』シリーズについて

 国東半島は、六郷満山1300年の歴史と、海と山に囲まれた美しい景観が自慢の半島です。国東半島でとれる様々な特産品の中には、本当に良い素材となるものが多数あり、日本遺産の事業ではそれらを使った特産品を開発する事業に取り組んでいます。

【過去の記事はコチラ】 PRODUCT1:鬼の郷のしあわせもちもちそば粉ガレット
            PRODUCT2:国東半島うに醤油・マテ貝醤油
 

PRODUCT3:鬼の郷のかぼすと実山椒の生七味

国東半島ならではの香り高い調味料が作りたい!

 日本遺産くにさきの食品開発のプロジェクトでは、味に加えて、香りや風味が良いものをつくるように意識しています。開発中の旅行商品のコンセプト"リトリート"と関連して、よりリラグゼーション効果が得られるものが良いのと、単純に味+αの魅力は差異化になると考えているからです。
 今回、「国東半島らしい食材」で「香りが良い食材」というところから考えた時に、最初に思い浮かんだのが【かぼす】。大分県を代表する果実であるかぼすは漢字では臭橙・香母酢などと書き、強い香りが特徴的。原産地である県南一帯が生産地としても有名ですが、国東半島は昭和中期にミカンの栽培を盛んに行っており、ミカン栽培を辞めた農家が、小型で容易に栽培できるかぼすに切り替えていった結果、国東半島エリアは県南に次ぐ第2のかぼすの生産地であることが分かりました。
 しかし、国東半島でのかぼすの利用状況を確認してみると、半島各所でかぼすはかなり余っており、ご近所さんや職場の同僚にタダで配っている状況。かぼすを使った加工品製造によって、国東半島のかぼすの商品価値を高めようというのが、今回の出発点でした。
 

大分県を代表する果実「かぼす」

大分県民にとって「かぼす」は食卓の必需品

シェフに依頼!最強調味料爆誕!

 今回は、ガレット粉の配合でも監修いただきました比嘉康洋シェフ(Maestranza)に依頼をして、様々な料理に使用できる万能な調味料をということで開発していただきました。
 レシピが完成した「生七味」という調味料は、協議会メンバーはあまり聞いたことがないものでした。調べてみるとドライタイプのものや、ペーストタイプのものまでありましたが、少しずつ流行ってきている調味料と分かりました。
 送られてきた「生七味」はかぼすと同じ緑色のペースト状でしたので、最初は「かぼす胡椒」のようなものと思っていたのですが、一口食べてみると、これが全然違う、香りと風味豊かな最強調味料であることが一瞬で分かりました!
 この時、かぼす、実山椒、青唐辛子、穂紫蘇、生姜、蜂蜜、味噌の7つの調味料のハーモニーは、特別な調味料として国東半島の新しい売りになると確信しました!
 シェフのオススメの食べ方は、しゃぶしゃぶなどでお肉の薬味にすることや、バーベキューのソースとして使用すること。また、生七味ごはんという簡単料理のレシピも開発していただきました。その他、刺身や焼き魚などの魚にも合いますし、本当に何につけても美味しい万能な調味料となっています。
 

肉でも、魚でも、色々使える万能調味料です

シェフ考案の「生七味ご飯」

材料が揃わない!?そんな中で起きた奇跡!

 完成した生七味を持って、国東半島内で製造ができる会社・団体を探しました。多くの人が美味しいと言ってくれた生七味でしたが、1つネックとなっている部分がありました。

 それは、材料が揃わないということ―――。

 市場価格では、実山椒が特に高価で、次いで蜂蜜も高価。種類も多く、色々な食材をこのためにストックすることができないと、シェフと一緒に必死のプレゼンを行ったものの、バッサリ断られてしまいました。他にも何か所か候補となる事業者を回ったのですが、何連敗かしてしまい、その時は事業進行に暗雲が立ち込める状況になっていました。

 少し時間が空いて、次の作戦として思いついたのが、別で開発をしようとしていた「鬼の目覚まし餅」の辛い味噌のフレーバー展開で、鬼会の里で製造できないか確認するというもの。そうした所、鬼会の里のメンバーでも製造できるか、ひとまずシェフの話を聞いてくれることに。
 そのシェフとの打ち合わせの際に、高単価な実山椒や蜂蜜だけでなく、かぼす・生姜・青唐辛子・穂紫蘇など、ほとんど全ての食材が、長岩屋谷の中で採れることが判明!地元で全て揃うということは、もちろんブランディング上の武器にもなりますし、通常で製造するよりも安価で製造できることでもあります。
一転してハイクオリティな商品を安価に出せるということになり、この開発事業にも光が差してきました。
 

鬼会の里メンバーと比嘉シェフが協議している様子

1つ1つが旨い!生七味の完成!

 令和4年3月頃に、鬼会の里で生七味を製造することが決まり、そこからは材料集め。5月に実山椒、6~7月に穂紫蘇・青唐辛子、8月にかぼす、10月に生姜と、材料集めに1年を要します。
 そして、12月にはそれらの材料を使って試作をしました。1つ1つの食材のクオリティが商品化に満たなければ、また、どこかの工程をやり直すことになってしまいます。
 そのような緊張感がある中、シェフと一緒に食材を混ぜ合わせ、試食をしてみました。

 すると・・・、1つ1つの食材のクオリティが高く、当初のものよりレベルが高いものができたとシェフから太鼓判を押していただきました。
 実山椒の品質もそうですが、決め手となったのは穂紫蘇。長岩屋谷には表は緑色で裏が紫色の独特な紫蘇が生えているみたいで、その紫蘇の穂をしっかりと保存できていたことがより豊かな風味の立役者となっていました。

 さて、「鬼の郷の実山椒とかぼすの生七味」として完成した長岩屋谷の山の幸がたっぷり詰まった生七味は、長岩屋谷の魅力を余すところなく伝えてくれる商品となりました。比嘉シェフも東京で是非売りたいということで、仕入れてくれることにもなっています。
 

長岩屋谷の里の風景

比嘉シェフと一緒に試作している様子

パッケージについて

 今回も、パッケージにもしっかり力を入れて制作いたしました。
 ガレット粉のデザインとの統一感も考えて「鬼の郷の~」が商品名に付き、リトリートタイム・リトリートフードのロゴを使用しました。また、使用した材料から特に味の決め手となっているかぼす・実山椒・穂紫蘇の3種類を意匠化していただきました。冷凍での展示になると、デザインが見えづらいので、外箱への封緘にて大きく表示をしました。
 

「鬼の郷の実山椒とかぼすの生七味」のパッケージデザイン

パッケージデザインは外箱の封緘、瓶の本体や蓋に表示させています。

実山椒・かぼす・穂紫蘇の3種類が意匠化されたデザイン

ミニリーフレット(3つ折り)も同封します。(上:表面、下:裏面)

鬼会の里やオンラインショップでもご購入いただけます。

 鬼の郷の実山椒とかぼすの生七味は、鬼会の里にてお買い求めいただくか、下記リンク先(オンラインショップ)からご購入いただけます。
 KUNISAKI PEAKS OniLINE【【鬼の幸】鬼の郷の実山椒とかぼすの生七味 】(外部リンク)

【11/30追記】くにさき生七味を再販!!
 長らくお待たせいたしました!6月に販売を開始したものの数日で初回ロットがほぼなくなってしまったくにさき生七味ですが、材料が揃ったため再販できる運びとなりました!
 オンラインショップからもご覧いただけますので、ぜひお買い求めください!(既に東京や福岡への卸しが決まっている人気商品ですので、お早めに!)