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【実現】国東半島の美しい海の景観を守り伝えたい!うに・マテ貝の醤油づくりプロジェクト

はじめに ~プロジェクトを立ち上げた背景~


 国の登録名勝にもなっている夕陽の名所「真玉海岸」、逆に朝陽観賞の名所となっている「富来浦」の海の幸を使った醤油をつくるプロジェクトを立ち上げました。
 国東市で創業130年の老舗「安永醸造」のできるだけ添加物を使用しない優しい醤油を、地元産だからできる保存料を使っていない美味しいウニ・マテ貝と混ぜ合わせ、香り高い、特別なうに醤油・マテ醤油を開発しています。
 このプロジェクトによる特産品の開発は、国東半島の美しい里海を守る取組にもつながっています。

【真玉海岸のマテ貝×醤油】

 国東半島の西側、広大な干潟にできる縞模様に陽光が反射してできる美しい夕景が見られる真玉海岸。国の登録名勝、日本の夕陽百選、恋人の聖地にもなっている未来に残したい海です。
 この海を守っているのが松嵜敏行さん。真玉地区で飲食店を経営しながら、美しい海を見てもらうために、地域の方と一緒に幅2km×奥行き500mの範囲に流れ着く海洋ゴミ等を拾う作業をしています。「遠くから来る海洋ごみは無くならないが、真玉海岸が好きな人と一緒に海を守っていきたい」といつも語っています。

真玉海岸についての詳しい情報は下記のリンクからご覧ください!
⇒ 日本遺産HP記事『真玉海岸が国の名勝登録に登録されました!』(内部リンク)

真玉海岸を守る松嵜敏行さん

 この美しい真玉海岸で獲れる海の幸がマテ貝(馬刀貝)。北米やスペインなどの地中海の国々ではメジャーな貝ですが、日本では瀬戸内海などの静かな干潟にしか生息しないため、高級食材として知られています。
 松嵜さんは醤油の開発に関して「マテ貝はクセはないが味の強い貝だから、その旨味を感じてもらえる醤油にしたい。」と意気込んでいて、テストを試食した際には料理人の目に切り替わり、「刺身につけるみたいな使い方だけでなく、お吸い物などにも使用できる万能な醤油になりそう」と分析していました。
 また、産地や生産場所が近いことから、醤油・マテ貝ともにほぼ無添加を追求できることも、今回のプロジェクトの特徴。海の恵みを存分に味わうことができる美味しい醤油になりそうです。
 また、マテ貝を獲るために、干潟を鍬で掘り返すことは、干潟の環境を守る事にも繋がっています。干潟を掘り返して、人の手で空気を入れてあげないと、干潟はすぐに硬くなり、ヘドロと化してしまいます。適度にマテ貝を獲ることは、真玉海岸の環境や生き物を守り、真玉海岸を里海として保全することにも繋がっているのです。

 

【富来浦の畜養うに×醤油】

 約150万年前の噴火でできた国東半島が生んだ奇岩や岩礁が海に並び、金毘羅岩が初日の出の名所となっている富来浦。こちらも地域内外の人から愛されている残したい海です。
 この海を守るためプロジェクトに参画いただいたのは栗林正秀さんと清末拓真さん。栗林さんは、富来漁港のすぐ近くに「大分うにファーム」を立ち上げ、磯焼けの原因となるウニの畜養と環境保護を行っています。

大分うにファームのホームページは下記のリンクからご覧ください!
⇒ ホームページ『大分うにファーム』(外部リンク)

「大分うにファーム」代表・栗林正秀さん

 言わずと知れた高級食材ウニですが、エサである海藻を食い荒らして魚の棲み処を奪う「海の暴れん坊」で、食べ物がなくなったウニの身は痩せて、ウニ自体も全く商品価値のないものとなってしまいます。この負のスパイラルを打開するべく、富来浦で「ウニの陸上畜養 」をはじめたのが栗林さんです。
 畜養には専用の水槽を使い、ノルウェーの国立研究所が開発した配合飼料を元に、国内飼料・食品メーカーや「ウニノミクス」が共同で改良したものを使用しています。昆布の端材を主原料にしており、ホルモンや抗生物質・保存料は使用しないことで、天然のウニにも引けと取らない高品質のウニを畜養しています。
 さらに、畜養のウニは年間を通して出荷できることから、通年での安定出荷を期待されています。国東半島や大分県にとどまらず、最近では台湾など海外にも出荷することがあるという栗林さん。海を守りながら国東半島の産業も盛り上げています。
 醤油の開発に関しては、「醤油をつくる新しいプロジェクトで、地域と一緒に海を守ることができる」と快く協力をしていただき、テストを試食した際には「ウニの味がとても濃くできている。めちゃくちゃ旨い。これなら胸を張って商品化できる。」と話していました。刺身や卵かけご飯などに贅沢をプラスできる美味しい醤油となることを期待しています。

 

【海の食材を老舗・安永醸造の醤油とあわせる】

 美しい海で獲れる食材を使った醤油の開発には、フードコーディネーターの弘蔵周子様にご協力いただきました。「国東半島で獲れる物・作る物を使用しているので、産地ならではの食材の良さを活かした醤油を作れる」とプロジェクトをここまで引っ張ってくださいました。
 また、今回醤油をつくるのは国東市武蔵町古市にある創業130年の老舗「安永醸造」。社長の西百恵さんの、地域の食材を使用し、添加物をなるべく使用しない優しい製品は多くの人から支持をされています。伝統的な製法によって味噌・醤油づくりに取り組み、かぼす果汁やおかず味噌などの加工品も手掛けています。

安永醸造のホームページは下記のリンクからご覧ください!
⇒ ホームページ『国東半島かね松』(外部リンク)

創業130年の老舗「安永醸造」で作られている加工品

 マテ貝醤油の方にはマテ貝を蒸した出汁を、うに醤油の方には塩で揉んだウニの身を、それぞれの海からいただき、醤油と混ぜ合わせます。
 マテ貝醤油にはしっかりとマテ貝の旨味が伝わっており、かつ、エグみの少なく上品な味わいに、うに醤油も濃厚なウニの味と香りがして、すごく高級感がある仕上がりになっていました。
 どちらも「海と醤油の産地が近くて、加工にも添加物をなるべく使用していない」ことが、国東半島の海の幸の香りをそのまま伝えてくれていると感じました。マテ貝醤油・うに醤油を通して、多くの人に国東半島の海の魅力も伝えられる、とっても美味しい醤油ができたと思っています。

数パターン制作された試作品
プロジェクト会議の様子
完成した「うに醤油」・「マテ貝醤油」

 

くにさき醤油プロジェクトで実現したいことは…

  ①国東半島の美しい海の景観とそれを守る取組を多くの人に支えてもらうため、海の幸を使った美味しい醤油を
   作り上げること
  ②美味しい醤油を通じて、国東半島の美しい海の景観とそれを守る取組をより多くの人に知ってもらうこと
  ③国東半島の美しい海・里海の景観が、暮らしと共に未来に継承されること

 国東半島の美しい海の景観が、遠い未来にも多くの人に愛され、残されていくことを願っています。

 

資金の使い道

 ご支援いただいた資金は、クラウドファンディング手数料を差し引いた金額から、返礼品の準備費用(送料含む)、醤油販売に際するPR費用(テスターの制作、物産展への参加費用など)、今後の商品開発費用の一部として使用させていただきます。

※ONIE.JPに記載される合計寄付額は、ONIE.JPとCAMPFIREに寄付された額の合計を表示しています。

 

≪マテ貝醤油≫
・名     称:国東半島マテ貝醤油
・原 材 料 名:マテ貝エキス(マテ貝(大分県豊後高田市産)、アミノ酸液(大豆を含む)、
         清酒(国内製造)、醤油(小麦・大豆を含む)、水飴、椎茸粉末
・内  容  量:100ml
・製  造  者:安永醸造有限会社(国東半島かね松)
・賞 味 期 限:1年程度

 

≪うに醤油≫
・名     称:国東半島うに醤油
・原 材 料 名:アミノ酸液(大豆を含む)(国内製造)、塩漬うに(うに(大分県国東市産)、食塩)、
         醤油(小麦・大豆を含む)、水飴、椎茸粉末
・内  容  量:100ml
・製  造  者:安永醸造有限会社(国東半島かね松)
・賞 味 期 限:1年程度

 

リターンについて

 リターンには、開発が完了し、販売する醤油に加えて、今回の醤油をより楽しんでもらうための国東半島の特産品をセットにしたコースもご準備いたします。リターンの返送は、うに醤油・マテ貝醤油の最初のロットを製造したのち、6月末~7月の発送を予定しています。
 リターン①は六郷満山日本遺産推進協議会から、②③④⑤は安永醸造から配送させていただきます。

 

①ご寄付額 1,000円 の返礼品

 

②ご寄付額 5,000円 の返礼品

 

③ご寄付額 7,000円 の返礼品

 

④ご寄付額 7,000円 の返礼品

 


⑤ご寄付額 12,000円 の返礼品