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「鍋山(南屏峡)」が国の登録記念物(名勝地関係)に登録されました!

更新日2021年12月17日

 桂川のほとりに柱状に屹立し、田染荘の水源となった鍋山(南屏峡)について、令和4年3月15日(火)に国の登録記念物(名勝地関係)の登録原簿に正式に記載されました。
 豊後高田市では昨年の真玉海岸に続いて2件目の登録で、国の指定・登録を合わせると名勝・名勝地の数は4件となり、九州最多となりました。
 

鍋山(南屏峡)

 豊後高田市の南東端、空港から豊後高田市に向かう際の玄関口にあたる田染上野地区に並ぶ柱状の岩峰群が「鍋山」です。明治40年に東洋大学の創始者で哲学者の井上円了が絶賛し、西叡山と対になる景色として「南屏峡」と名付けています。そのことから名勝地の名称は「鍋山(南屏峡)」としました。
 南北200メートルほどの範囲に、高さ40~20メートルの柱状が並ぶ岩峰群の姿には迫力があり、古くからランドマークになってきました。江戸時代前期には貝原益軒が「なべ山」を奇勝と称え、村絵図にも5本の岩柱が描かれています。現在でも岩峰観賞のスポットとして知られています。
 岩峰の対面には、田染三社の1つ「三宮八幡神社」が鎮座し、少し北側の丘陵には「鍋山磨崖仏(国史跡)」があります。

「鍋山(南屏峡)」フォトギャラリー

鍋山(南屏峡)遠景(ドローンでの撮影)

鍋山(南屏峡) (ドローンでの撮影)

三宮八幡神社

三宮八幡神社拝殿

三宮八幡神社本殿・申殿

周辺の文化財「鍋山磨崖仏(史跡)」

鍋山(南屏峡)の答申を記念してTシャツを作成しました!

 鍋山(南屏峡)の登録は、名勝調査を実施した田染地区では初の登録で、田染荘全体の保存活用にも弾みがつく嬉しいニュースです。記念に「鍋山(南屏峡)Tシャツ」を販売いたします。鍋山(南屏峡)の歴史を感じながらサイクリングで駆け抜けるさわやかなデザイン。右下には井上円了の漢詩の一部が書かれています。
(真玉庁舎・日本遺産くにさきのネットショップKUNISAKI PEAKS OniLINEにて50着限定で販売)
 

【関連情報】豊後高田市の名勝・名勝地の説明リンク集

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